Markdown の callout(注意書き・補足ボックス)の書き方

「メモ」「注意」「ヒント」を色付きのボックスで見せる記法です。Markdown の標準仕様には無いため、サービスごとに書き方が違います。同じ文章を貼り替えると崩れるのはこれが理由です。
このページの対応表は、各サービスの公開レンダラに実際に同じ Markdown を通した結果ですqiita_marker /zenn-markdown-html / GitHub のMarkdown API)。手で書いた表ではありません。
3 つの書き方
GitHub Alerts 記法(GitHub・KakiDoc)
引用の先頭に [!種別] を置きます。
Markdown
> [!TIP]
> 具体的な条件を伝えると、欲しい答えに近づきます。
💡 ヒント
具体的な条件を伝えると、欲しい答えに近づきます。
Zenn の message 記法
Markdown
:::message
注意してください。
:::
:::message alert にすると警告色になります。
Qiita の note 記法
Markdown
:::note info
参考情報です。
:::
種別は info / warn / alert の 3 つです。
どこで通じるか
記法KakiDocGitHubZennQiita
> [!TIP]❌ そのまま出る❌ そのまま出る
:::message❌ そのまま出る△ 枠は付くが装飾されない
:::note info❌ そのまま出る❌ そのまま出る
共通の書き方はありません。どれか 1 つを選ぶしかなく、他所へ持っていくときは書き換えが要ります。
なお ❌ は「エラーになる」ではありません。ただの引用や段落として、記号が見えたまま表示されるという意味です。情報は消えませんが、見た目は崩れます。
つまずきやすい 3 点
実際にレンダラへ通して確認した、間違えやすい挙動です。
1. GitHub では見出しを自分で書けない
[!TIP] の右に文字を足すと、ボックスにならず引用に戻ります。
Markdown
> [!TIP] 自分で付けた見出し
> 本文です。
GitHub での見え方は、ただの引用の中に記号が残った状態です:
TEXT
[!TIP] 自分で付けた見出し
本文です。
見出しは種別から自動で決まる(Tip / Note / Warning …)ので、変えられません。KakiDoc は見出しを自分で書けます——このページの一番下にある例がそれです。
2. 種別を増やすと崩れる
GitHub Alerts が装飾するのは NOTE / TIP / IMPORTANT / WARNING /CAUTION の 5 種だけです。[!success] のような種別を書くと、引用に戻ります。
KakiDoc は種別が多く、知らない種別でも「ノート」として必ずボックスになります。崩れて記号が見えることはありません。
見た目KakiDoc で使える種別
💡 ヒント(緑)tip hint
✅ 成功(緑)success check done
❗ 重要(紫)important
⚠️ 注意(橙)warning caution attention
🛑 危険(赤)danger error bug failure fail
❓ 質問(青)question help faq
ℹ️ ノート(青)note info、および未知の種別すべて
大文字・小文字はどちらでも動きます([!TIP][!tip] は同じ)。
3. Qiita は ::: なら何でも通してしまう
Qiita のパーサは :::message(Zenn の記法)も構造としては受け取ります。ただし装飾されるのは note info / note warn / note alert だけです。つまりエラーは出ないのに見た目が付かないという、分かりにくい失敗をします。
KakiDoc での書き方
KakiDoc は GitHub Alerts 記法に合わせています。GitHub に貼っても崩れないためです。そのうえで、GitHub では通らない「自分で書いた見出し」と「多い種別」を足しています。足した分は GitHub 側では引用に戻るので、GitHub に持っていく前提なら種別を 5 つに収め、見出しを書かないでおくのが安全です。
Markdown
> [!WARNING] 保存前に確認
> この操作は元に戻せません。
このページで実際にそう描画したものが下です(見出しを自分で書いた例):
⚠️ 保存前に確認
この操作は元に戻せません。
AI チャットに「ここを注意書きにして」と頼めば、記法を覚えていなくても callout に変換されます。書いたものは Markdown のままなので、他のエディタで開いても引用として読めます。
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